引越しでかかる料金を決める3大要素は、①移動距離、②荷物量、③時期です。
ただし荷物量についてはイコールトラックの大きさになるため、2トンなのか4トンなのか、それとも軽トラになるのかなどざっくりした範囲。
特に料金に関わるのが、移動距離と時期です。
単身者の引越し、家族での引越しを近距離と長距離別で分けた相場料金についてまとめています。
近距離の単身引越し相場料金
20km以内 | 50km以内 | |
---|---|---|
通常期 | 2~4万円 | 3~5万円 |
繁忙期 | 3~6万円 | 4~7万円 |
近距離の単身引越しは各プランの中でも料金を一番安く抑えられます。
20km以内の超近距離で荷物もごく僅かなら、上記相場料金よりも安くなる場合も。
単身パックプランを使えば2万円以下の料金で済ませられます。
業者名 | 単身プラン | 最安値料金 |
---|---|---|
日通 |
単身パックS 単身パックL 単身パックX |
15,120円~ |
ヤマト |
単身引越しサービス 単身引越しサービスミニ |
11,000円~ |
サカイ |
小口引越便コース | 10,000円~ |
ハート |
ミニトラック引越便 | 9,450円~ |
近距離の家族引越し(2~5人)相場料金
20km以内 | 50km以内 | |
---|---|---|
2人 | 3~6万円 | 4~7万円 |
3人 | 4~7万円 | 5~8万円 |
4人 | 5~8万円 | 6~9万円 |
5人 | 6~10万円 | 8~12万円 |
上記は通常期の料金ですが、繁忙期(3~4月)の場合は1.5~2倍になります。
家族引越しの場合は単身パックが使えないため、アリさんのJR混載便を使ったりアートのフリー便や引越し待ち割り便など日時を指定しないプランを使うなどの方法もあります。
ただし1社だけで依頼すると高いのか安いのかの判断ができないのはもちろん、値下げ交渉もほぼ通用しないため、一度に複数社の見積もりをとって比較するのがおすすめ。
業者は常に仕事を獲得したいと思っているため、1社だけでは通用しなかった値下げ交渉が複数社になることで一気にやりやすくなります。
長距離の単身引越し相場料金
100km | 300km以上 | |
---|---|---|
通常期 | 5~7万円 | 6~8万円 |
繁忙期 | 6~8万円 | 8~10万円 |
引っ越し距離が長くなっても単身パックは使えるため、ヤマトや日通のボックス内に収まる荷物量なら単身パックを積極的に活用するのがおすすめ。
上記写真を見てもらえば分かる通り、単身パックの荷物量はかなり限られてきます。2BOX以上で増やすこともできますが、その分料金は倍々に上がることになるため、ボックス以上の料金になる場合は通常の引越しプランを使ったほうが安くなります。
選択肢としては、日時は指定できないけど料金は安くなる混載便プランや引越し日を運送会社指定日に合わせるプランなどもありますが、それでもどこが一番安くなるかは比較してみないと分かりません。
料金に一番関わるのは「引越しの時期」になりますが、自分が引っ越したい希望日にスケジュールが開いている業者に当たるかどうかが一番料金を左右することになりますので、まずは一括見積もりを使って料金比較を早めに済ませておくのがおすすめです。
長距離の家族引越し(2~5人)相場料金
500km以内 | 500km以内 | |
---|---|---|
2人 | 8~12万円 | 12~18万円 |
3人 | 10~15万円 | 12~18万円 |
4人 | 12~18万円 | 15~20万円 |
5人 | 15~20万円 | 18~30万円 |
各引越しプランの中でも一番料金が高くなる長距離の家族引越しでは、最低10万円以上は掛かると見込んでおいたほうが良いでしょう。
3~4月の繁忙期なら更に高い料金になることが予想されます。
荷造りを自分で行ったり、要らないものをできるだけ捨てたりすることも大切ですが、最も料金に影響を与えるのが「引越しの時期(タイミング)」です。
できるだけ安い費用で済ませるためには、
- 引越しが決まったらすぐに業者へ連絡する
- 一括見積もりを使って必ず相見積もりを取る
直前の連絡だとトラックが押さえられずに外部業者へ委託せざるを得なくなりその分費用が上がります。
またライバル競争相手がいなければわざわざ価格を下げる必要もないため値下げ交渉は通用しません。
けれども、早めに連絡しておくことで業者が忙しい時期でも事前にトラックを確保しやすくなり、更に相見積もりを取ることで価格競争に持ち込むことができます。
家族の長距離引越しをする場合は特に、この2点が安い引越し料金をゲットするための最重要ポイントになることを覚えておいてください。